結婚や出産、育児や家事など、女性は仕事と家庭との板挟みになってしまうことが多いものです。キャリアプランを考えるときも、自分が将来結婚を考えているかどうかでその立て方も大きく変わってきてしまいます。
男性の場合と比較すると、男性はたとえ結婚したとしてもキャリアを積み重ねることだけに集中することができますが、女性の場合は結婚か仕事かでまず悩まなければなりません。つまり、それだけキャリアの将来像を想定することが難しいということなのです。
将来自分が結婚しているかどうかということを見極めるのはとても困難です。だからこそ、まずは将来から逆算して考えて行くことでよりキャリアプランを立てやすくなります。
たとえば、まず10年後の自分がどんな姿かを想像してみましょう。10年後の自分がバリバリ働いていると想像したとします。すると5年後にはこうしていなければならない、3年後にはこうしていなければならないというように、遠い将来のことを考えることによって、近い未来の行動もおのずと決まってくるのです。
遠い先のことを考えることによって、今の目標がはっきりとしてきます。漠然とした将来のことを考えるよりも、今すぐにやるべきことが分かった方が、行動も機敏になり、迷いもなくなります。そうすると、自分のキャリアプランにもおのずと具体性が出てくるもので、何をどのようにすべきなのかという行動の指針もはっきりとしてくるようになるのです。